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「イイ羽毛布団」の条件とは、やはり軽くて暖かいものということになります。軽くて暖かくあるためには、保温力があることが重要になります。

では、保温力があるということは、どういった羽毛布団なのでしょうか？
それは、ダウンボールの大きな羽毛を使用した布団です。ここで少し、ダウンボールの説明をしますと、ダウンボールとは羽毛の粒のことで、中央から柔らかい毛が放射線状に伸びたような球状（タンポポのような形）をしているもののことを言います。

ではなぜ、ダウンボールが大きいと保温力に優れているのでしょうか？
それは、そのダウンボールの中に空気を溜め込み、一種の保温層を作ることによって暖かくするからなのです。

ダウンボールが「イイ羽毛布団」の条件に大きく関わってくるということがお分かりいただけたでしょうか？
しかし、ダウンボールの大きさは直接確認することが出来ません。たとえ中を見ることが出来たとしても、普通の人が見ただけでは大きいのか、よいダウンボールなのか、判断することが出来ません。
そこで参考にするのが、かさ高なのです。
かさ高については、第一章でお話ししていますが、羽毛のパワーを示す値のことです。ダウンボールがどれだけ空気を含むことが出来るかの目安になるのです。ですから、かさ高が高いほど、暖かいイイ布団ということになるのです。